TOEIC Part1 全問正解 徹底攻略
難しい単語や文法は出ないんです!徹底的にお教えします!
TOEIC part1 概要
パート1では問題用紙に写真が白黒で印刷されています。
写真を見て4つの選択肢の音声が流れ、聞きながら正解を1つ選びます。
パート1では難しい問題、難しい単語、難しい文法に関わることは出ません。
写真を見て4つの選択肢の音声が流れ、聞きながら正解を1つ選びます。
音声を聞きながら正解を選べるようになりましょう。
では早速1問見てみましょう。
(B) She's riding on a bicycle.
(C) She's getting on board.
(D) She's waiting in the room.
それぞれの回答文の訳は以下の通りとなります。
(B) 彼女は自転車に乗っています。(write と rideのひっかけ)
(C) 彼女は搭乗しています。(ボードという音のひっかけ)
(D) 彼女は部屋で待っています。
(A)正答です。
(B)の自転車は写真にありません。write と rideの聞き間違いを誘っています。
(C)もボード(board)という部分で誤答を誘っていますが、getting(get) on~乗る、乗車するが聞き取れれば引っかからない選択肢です。
(D)は彼女が部屋で待っていることが明確ではないので誤答となります。
TOEICならではのひっかけパターンが次の3通りです。
・ずらし 視点そらし
・発音が似た単語を使う
・全く関係ない
詳しくは下記で説明します。
TOEIC Part1 形式別の解き方
<形式>
出題される種類は次のとおりです。
①人物の写真問題 | 1人 動作、作業など |
②人物の写真問題 | 2人 動作、作業、ミーティング、会話など |
③人物の写真問題 | 3人以上 動作、作業、ミーティング、会話など |
④風景の写真問題 |
①・人が~するケースと、物が人に~されている(受動態)というパターン
・場所で~しているというパターン
・背景部分に関するパターン(視点をそらす)
②・人が~するケースと、物が人に~されているというパターン
・一部の人が~しているというパターン
・場所で~しているというパターン
・背景部分に関するパターン(視点をそらす)
③・人が~するケースと、物が人に~されているというパターン
・一部の人が~しているというパターン
・場所で~しているというパターン
・背景部分に関するパターン(視点をそらす)
④・何かが存在していることを示すパターン(主なもの、それ以外に写っているもの)
・何かの状態を表現するパターン
①人物の写真問題 1人
(B) He is cutting trees.
(C) He is moving cartons.
(D) He is using a tool in the garden.
訳は次の通り。
(B) 彼は木を切っています。
(C) 彼は箱を運んでいます。
(D) 彼は庭で道具を使っています。
どう見ても、庭で芝刈り機を使って芝を刈っている写真です。
TOEICでは英語力を見るために類似した単語をわざと使って能力を試します。ここでは、芝刈り機→道具という連想を回答に用いています。
このパターンもほぼ毎回出題されるのでマスターしてください。
また、別のパターンとしては視点ずらしというものがあります。
例えば、写真で一番目立つのは男性と芝刈り機ですね。しかし、その奥に木がたくさん生えています。また、男性は両手で機械を持っています。
There are many trees in the garden. He is holding machine with both his hands.
のような回答文が出題されれば正解になります。
人物の写真問題 1人のポイント
類義語による言い換えと視点外しに気をつけよう
②人物の写真問題 2人
(B) The woman is holding a pen in her hand.
(C) They are talking with each other.
(D) They are shaking hands.
訳は次の通り。
(B) 女性は手にペンを持っている。
(C) 2人は話し合っている。
(D) 2人は握手をしている。
(A) 男性も女性も座っているので誤答です。standingが聞き取れずwindowだけ聞き取れた場合に迷う可能性があります。
(B) ペンを持っているのは女性ではなく男性ですので誤答です。
(C) 正答。
(D) 写真には握手をしていないので誤答。
2人が向き合ったシチュエーションが多いため、
① 何をしているのか
② どこにいるのか、何の側にいるのか
③ 何が存在しているのか(②と似ている)
に注意します。具体的には
① お互いに話している
② 部屋の中の窓際、ホワイトボードの横 など
③ 手にペンを持っている、服が陳列されているなど
のように写真を見て瞬間的に頭にインプットします。
人物の写真問題 2人のポイント
お互いにどこで何をしていて、近くに何が存在するかを瞬時に把握する
③人物の写真問題 3人以上
(B) A man is reading a book.
(C) A woman is standing by the table.
(D) A woman is writing on a whiteboard.
訳は次の通り。
(B) 1人の男性が本を読んでいる。
(C) 1人の女性がテーブルの側に立っている。
(D) 1人の女性がホワイトボードに書いている。
人数が多い写真になると、誰が何をしているか瞬時に把握をしなければなりません。
ぱっと見て分類して頭に叩き込みます。
・ミーティングの風景である
・立っている
・拍手をしている
・座っている
・女性、男性
・壁側、ガラス側
・テーブル
・パソコン
などに分類されそうですね。
回答文を聞きながら写真を見て即座に正解を判断します。
「②人物の写真問題 2人」の場合と基本的には同じですが、人数が多いため人の動作の見極めが必要になります。さらに男女別の場合もあります。
選択肢で代名詞とThe man などが混合になることもあります。上記の例では They や The man / woman が選択肢に混ぜられていますので混同しないようにしましょう。全員を示す場合は they や all staff / all people / all workers / everyone などとなります
一般的な例としては次のようになります。
2. 複数人数の中で男性が本を読んでいる+座っている [ a man / some men ]
3. 複数人数の中で全員パソコンを使っている [all people / all staff / all workers]
人物の写真問題 3人以上のポイント
写真に写っている人物達について男女別に何を持って何をしているのか瞬時に把握する
数多く問題を解くとパターンが自然と身につく
④風景の写真問題
(B) Bikes are parked in line.
(C) A man is riding on a bicycle.
(D) Bikes are being moved by a man.
訳は次の通り。
(B) 自転車は一列にとめられている。
(C) 男性が自転車に乗っている。
(D) 自転車は男性によって移動されている。
自転車を表す単語はbike、bicycleともに使われます。
TOEICでは " in line " という単語がすきですね。
他にも、" side by side " " stack " " lean "などもよく出題されてきました。
ここでも回答文を聞きながら同時に類推、判断しましょう。
・一列に並んで
・何が並ぶか、人、物(商品、機械、自転車など)
・何をしているか、しようとしているか(買い物、食べ物を注文、見ているなど)
・無いものを推測(この場合は人はいないと判断。人がいる選択肢が出題される可能性を推測する)
写真に無いものは不正解となります。問題をたくさん解いているとパターンが見えてきます。
有る物、無い物、出題のパターンを推測できるように訓練しておきましょう。
・建物、壁が有る
・道路が有る
・支柱、金属パイプが有る
→意地悪にも、自転車ではなく支柱が正解の場合も出題されます。完全におとり(ひっかけ)ですね
・階段が有る(この写真だとあまりに端に一部分だけが写っているので、正解の可能性は低い)
ただし、色に関する出題は出ません。問題用紙の写真が白黒だからです。
ちなみに、色はin を使います。 in red など。
風景の写真問題 のポイント
写真中に何が存在しているのか、何をしているのかを瞬時に判断する
TOEICパート1 でよく出題されるパターン 文法など
TOEICパート1 受動態の進行形
これもよく出題されます。
実はわたしはTOEICを何度か受験するまでこの受動態の進行形という文法を知りませんでした。
公式問題集をみて初めて知りました。
箱をトラックに積む、降ろす、これもまたよく出題されるパターンです。
能動態の「今、人が~している」か、受動態の「今現在、物が人に~されている」の違いです。
間違えてはいけませんが、時制は写真の中の動作ですから「現在」ととらえます。
(B) The woman is on the truck.
(C) Cartons are being unloaded by a man
(D) The man is driving the truck.
・解説
①「今人が~している」および②「今現在、物が人に~されている」が存在している場面となります。
①「今人が~している」の場合は、「男の人が箱をおろしている」、つまりThe man is unloadingとなります。
②「今現在、物が人に~されている」の場合は、「箱が弾性によって積み下ろされている」となり、現在形+受動態という複合になっています。文法的には 物 is being ~ed(過去分詞) by 人となります。
The cartons are being unloaded by the man. となります。
すべての選択肢は必ずしも受動態の進行形となるわけでは有りません。
通常の能動態の文も含まれます。
人が動作をしている写真の場合は受動態の進行形が出ることも頭に入れておきましょう。
ココがポイント
時制と能動態、受動態に注意
TOEICパート1 解法および引っ掛けへのテクニック
今までに出題のパターンを見てきましたが、トリック(ひっかけ)について見ていきましょう。
必ず毎回出題されるのですべてマスターしてください。
①言い換え・・・漠然とした名詞を使う
(B) The woman is reading a book.
(C) The woman is using a machine.
(D) Books are on the machine.
このような選択肢が出されます。
ここで、She is making a copy ( copies).であればストレートに正解となりますが、似た単語に言い換える場合があります。
例1 copy machine -> machine, equipment, instrument, implement, toolなどに置き換え
例2 hammer, driver -> a tool などに置き換え
(冠詞は省略しています)
単数形、複数形の場合があります。
このように似たような単語を使うことによる引っ掛けは必ずと言っていいほど出題されます。
②発音が似たような単語を使う
発音が似たような単語を使うパターンでよく出題されるのは次の通りです。
work と walk
rate と late
wrong と long
base と vase
特に日本人の不得意なRとL、VとBの発音は出題されるので聞き取ることができるように訓練してください。
Rの発音はウが入ると思いましょう。例えばwrongは「ゥ(弱め)ロング」、rateは「ゥレイト」の用な感じです。
発音に関してはTOEIC Part2, Part3,Part4でも重要です。
③短縮形に注意
TOEIC Part1の問題文、選択肢のナレーションには短縮形が使われますので、??とならないようにしましょう。
ポイント
She is , She has =She's (シズ)
He is , He has =He's (ヒズ)
They are =They're (ゼア) There にも発音似ているので注意。
They have = They've (ゼイヴ)
There is = There's (ゼアズ)
It is , It has = It's (イッツ)
など
現在形、過去形、完了形も同じ発音となる場合があります。ただしPart1では現在形、現在進行系が中心です。
現在進行系ではこのようになります。
She's waring a watch. = She is waring a watch.
シーズとも聞こえるかもしれませんが、シズとシーズの中間のように聞こえるでしょう。
よく出てきますので必須となります。
⑤存在する人・物に関する正しい記述
もちろんですが、写真にない人や物に関する選択肢は不正解となります。
選択肢3つは The woman is ~ing ..... となっているのに1つの選択肢だけその人の近くの「物」などに対する説明が入ることがあります。
写真を見るときに
① 中心人物
② 中心人物の近くの物
③ 中心人物の背景
に注意し、1秒で把握できるようにしましょう。
そして、ナレーションの途中で「不正解!」と判断できるようになるまでリスニング力をつけましょう。
⑥質問文と回答文に似た単語が出れば不正解(迷ったときの消去法にも)
学習を続けていくにあたって解答に余裕が出てきますが、ミスはあるもの。集中が途切れたり、ふっと1単語だけ聞くことができなかったりすることがあります。
回答を選ぶにあたって、2つ候補となり1つ残る場合があります。
選択肢BとCがにているなぁ~、どっちにしようかなぁ~。というときはベテランでもたまにあります。こういう場合は消去法でいくしかありません。
最後に迷った時は質問たほうを不正解とする判断
吹き出し
ポイント 明らかに違う選択肢はナレーションを途中で聞き捨てて次に集中します。
ココに注意
迷った場合は消去法で、
TOEIC Part1でよく出たケース
stack(stacking), side by side, lean(leaning)がよく出た時期があります。
毎回同じでは有りませんが、周期性があり連続して同じ表現が出てくる場合があります。
TOEIC IPテストは過去のテストや韓国など海外版テストを混合させて出題されますので、通常のTOEICと傾向は違う場合があります。
(写真付きで解説すること)
アドバイス
パート1が始まるときに6問の写真をみて頭に入らなくても構いません
いちばん重要なことは写真を見ながらリスニングして即座に回答できることです
パート1では難しい単語や難しい文法は出題されませんので、単語をすべて聞き取ることができる能力をつけましょう。
実際にはすべての単語を聞き取ることに力を使うのではなく、その文章の中で重要な部分を聞き逃さないテクニックになります。
迷ったときの消去法に有用です。
本番での注意点
TOEICテスト本番では次のようにします。
① Directionsは完全に無視。聞く必要はありません。この時間を大切にし、他のことをやります。
→ディレクション(問題の冒頭の説明)の説明を真面目に聞くと余計な脳を使うので
聞く必要はありません。
② 写真を見て、頭にインプットする。頭に入らなくても大丈夫。焦らないこと。
・有る物、無い物が何か
・ひっかけのパターンを推測
・この写真だと、これが正解しそうだという推測
・存在のパターン(並んでいる、置いてある、持っている等)
・動作のパターン(機械を操作、歩いている、商品を見ている等)
③ 選択肢を聞きながら、トリックに注意しながら正解を選ぶ
迷ったら引きずらないで答えを選びます。
TOEICでは1問あたりの解答時間がとても短いです。
英語ができる人ほど短時間で回答できるということがバロメーターだからです。
無理に頭に入れようとしても、覚えきれないので3問程度に留めましょう。
ただし、問題文が始まるタイミングを逃してはいけません。
気をつけないといつの間にか問題文が始まってしまい、あわてることになります。
(補足)
写真は白黒なので、色に関することは問われません。
TOEICはビジネスに特化しているので、感情に関わることはあまり出題されません。
怒っている、喜んでいる、楽しんでいる等もパート1-7でも余り出ませんね。
パート1は中学校の英語で通用するかを検証
TOEICは難しいという意見は大多数と思います。しかし、全問が難しければ受験者の点数をつけることができません。TOEICの採点方法は非公開ですが、センター試験のように点数分布などを参考にした値になっているようです。全問不正解でも0点にはならず、また、数問ほど間違えても495点満点となります。
なので、ものすごく簡単な問題も少し出題されますし、聞いたことのないような単語も出題されます。
TOEIC Part1に際に出されたレベルの選択肢を再度見てみましょう。
(B) The curtains have been opened.
(C) There's a photograph hanging on the wall.
(D) There's a lamp at the foot of the bed.
上記問題では、単語、文法のどちらも中学生レベルかとおもいます。
a photograph hanging on ~ 分詞が使われていますが、読めばわかるレベルと思います。
続けてもう1問。
(B) People are stepping into the house.
(C) Waiters are standing at the wall.
(D) The tables are arranged in a row.
ここで、stackedという単語が出ていますね。stackやpileの「積み重ねる」という単語はよく出ます。
stepping into ~ , arranged という単語も難しく有りません。
なので、ナレーションが早く、男女でさらに声の高低があることに慣れれば難しくないということです。
ココがポイント
恐れる必要はない理由
・文法、単語は中学生の英語程度が多い(例外あり)
・読む速度が速い
・朗読が男性、女性、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどの
発音が混ざる
・単語熟語が馴染みのないものが出たりする
ということになります。
TOEIC Part1に必要な単語
この記事をここまで読んだ方は、パート1に必要な単語は高校生レベルと推測できると思います。
ただ、余り習った記憶がないような単語がちょくちょく出てきますし、それらがTOEICが好きな単語であったりします。
私自身受験する中で、名詞だとpatio pedestrian pier brick ladder pottery
動詞だと、lean (leaning), stack(stacking, stacked) ,pile , load はよく出ますね。
もちろんトレンドがあるので、TOEICを受けるたびに出てきたりしばらく出てこなかったりということがあります。
とにかくTOEICでは何が楽かというと、スピーキングが無い、筆記が無い、解答は選択式であるということです。スペルを覚えていなくても解けてしまいます。
なので、私のようにあきらめないでパート2やパート3へと進んでいただきたいですね。