TOEIC Part2 全問正解 勉強方法&徹底攻略
TOEIC Part2 全問正解を目指す!
パート1は6問ですから、出題数が多いパート2はがっつり得点したいところです。
実際にパート2は難易度が高くない上に問題数が多いので得点を上げやすいです。
パート2もパート1も同様に難しい単語や文法などは出ないので、高校英語の文法力があれば得点の改善が可能です。
ただし、「聞く」ということが疎かになっている方が多いと思います。
文章自体は中学レベルの文法、単語が主で簡単なので発音に慣れることとTOEIC独自のパターンに慣れることです。
また、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアの発音をするナレーターの混合になります。
オーストラリアの英語は"today"が「トゥダイ」,Janeが「ジャイン」になったりします。
実際はナレーションが速いので、スルッと読まれるのでなれないと気づかないでしょう。
私的にですが、声が高めの女性で早口の声が聞きづらかったです。みなさんも声の高低、男女での違いを確かめてください。弱点に思うところは繰り返し練習し克服してください。
TOEIC Part2で培った能力はPart3にももちろん活かせるのできっちりやっていきましょう。
ココがポイント
聞きにくい音声は繰り返し練習する
・男女別
・音の高低
・早口、ゆっくり目のナレーション
特に女性の早口で高音のナレーションは繰り返し単語単位で精聴する
TOEIC Part2の問題形式
Where is a meeting room?
TOEIC Part2 形式別の解き方
パート2で全問正解を目指そう!
問題のタイプ一覧は下記の通りです。TOEICで出題される確率順にマスターしましょう。
① WH疑問文 | 8〜13問 |
② Yes-No疑問文 | 4〜8問 |
③ 平叙文 | 1〜6問 |
④ 否定疑問文 | 1〜4問 |
⑤ 付加疑問文 | 1〜3問 |
⑥ 選択疑問文 | 1〜2問 |
①~⑥のパターンを個別に見ていきましょう。
① WH疑問文 5W1Hをマスターすると劇的に得点が上がる!
当然点数は上がらず600点程度でした。
なんとテスト中にひらめいたんですね。
あっ、そうか!文の冒頭のWhatとかWH疑問文の1単語目を聞き取れば答えがわかる!と気付いたんですね。そのような技術を体得していくことにより数十点単位で得点が上がっていったのです。
WH疑問文の問題が一番多く出題されるので、これをマスターすれば得点が上がりやすいです。
5W1Hとは具体的に次のとおりです。Whomも入れれば8種類あります。
・What 何?
・Why なぜ?
・Where どこ?
・Which どれ?
・Who 誰?
・Whose 誰の?
・How どうやって?
・(Whom 誰に?)
疑問詞 | 回答例 |
When will you do your homework? | I will do on this Friday. |
Where is the meeting room? | It is on the second floor. |
Who is the president? | Mr. Smith is the president. |
What is your hobby? | My hobby is playing a guitar. |
Why did they have the meeting today? | Because they had a problem about new items. |
Which | |
How |
問題文の冒頭に出てくる単語ですが、この1単語を聞き取るとかなり得点が上がります。
回答が予測できるからです。
受け答えが不自然なものはすべて不正解になりますので、選択肢が朗読される間に正誤を判断します。
例えば、~どこですか?という問いに対して、「赤です」とか「3個です」という
回答はありませんよね。なので、回答文を聞けば自ずとわかるし、
わからなかった場合は消去法で1-3個は消え残ったものが正解となるわけですね。
<パターン>
質問:~はどこですか? → ~(どこどこ)です。
質問:誰が~しましたか? → ~(誰々)です。
という具合にパターンとなっているからです。
Where is the meeting room?
→ It's on the second floor.
Who did the work?
→ Mike did.
Which do you want apples or oranges?
→ I prefer apples.
Do you know ~がWH疑問文の先頭に来る場合があります。
例:あなたは誰が~したのを知っていますか?
Do you knowがつくと丁寧な言い方になります。WH疑問文対策の応用で、よく出題されるので気をつけましょう。
Do you know who(where/which/why/how/....) ~など
ただし、How~にはバリエーションがあります。例として下記があります。
How much ? | いくら(金額、量、数等)? |
How many ? | どれくらい(数)? |
How long ? | どれくらいの(期間、距離)? |
How far ? | どれくらい遠い? |
How are you? | 調子はどうですか? |
また、WH疑問文では選択肢で冒頭にYes/Noが使われているものは不正解となります。
ポイント
② Yes-No疑問文
Do you ~?
Is it ~?
Have you ~?
のようにYes~, No~で受け答えるタイプの疑問文のことです。
①質問 と ②提案、依頼、許可
に分かれます。
①質問 について
Is this Mr. White's car?
(A) Yes, it is his new car. (はい、彼の新しい車です)
(B) No, the color is red. (いいえ、色は赤です)
(C) It is at the parking lot. (駐車場にあります)
質問に対してYes/Noで答える形式の場合は、Yes/Noのあとに追加の情報を加えることも多いです。
(A)の場合だと his new car. が追加情報となります。
Yes, it is. やNo, it isn't. を少し複雑にしてリスニング力を試そうとする意図が見えます。
②提案、依頼、許可 について
Will you open the window for me?
Would you open the window for me?
Will you ~? は①~しますか?(未来形)と②~してくれませんか?(依頼)
の用法があります。日常会話では②の方がよく使われます。
Would you ~?の方が「~していただけませんか」という
より丁寧な言い回しとなります。
(A) Strong wind blows. (強い風が吹いています)
(B) Sure, no problem. (はい、いいですよ)
(C) She is opening a new shop. (彼女は新しい店を)
no problem ですが、ネットでは「問題ない」と記載されていることがありますが、
「いいですよ、大丈夫です」という意味です。
problemという単語は「問題」という意味ですが。。。
「問題ないです」は It is not a problem. / There is no problem. 等となります。
「提案、依頼、許可」のパターンは次の通りです
Can I ? Can you~?
Could you ~? Shall I ~?
Will you ~? Would you ~?
Would you mind ~? Would you like ~?
Would it possible for you to do
また、Yes,No疑問文タイプの問題でもはぐらかすような解答が正解になる場合があります。
これは別途説明しますが、パート1でもあった「ずらし、そらし」の一貫です。
ですので、質問と解答の選択肢の意味が通るものが正解となります。
これについては下の方で説明します。
③ 平叙文
平叙文とは事実や情報を伝える文章です(通常の文と覚えておけばいいでしょう)。
Our smartphones have been selling well.
私達のスマホはよく売れています。
(A) It is a sailing vessel. それは帆船です。(selling と sailingの音が似ているひっかけ)
(B) It sells at the store. お店で売っています。 (sellingとsellsという似た単語を使用)
(C) It is because the design is so nice. デザインがとてもいいからです。
平叙文問題の選択肢のパターンとしては下記のとおりです
①賛同、肯定 Right, they are really high quality.
②反対(の意味) I think you should improve new one.
③追加情報 I hope the new models sell well.
④再質問 What do you think about the new models are?
ただし、表現のパターンは限りなく多いので問題文ー選択肢を聞き取り、意味を把握する
さらに消去法を併用して正答率を上げることになります。
コラム
②の反対意見ですが、外国人ははっきりと否定すると思うかもしれませんが、通常は一度相手の意見を認めた上で、but...と続けるのが通常です。
映画などを見て「Yes/Noがはっきりしている」と思い込んでいる人が多いと思いますが、実際は必ずしもそうとばかりとは言えません。
私自身もそう思っていましたが、はっきり言わないこともあるし、丁寧な言葉を使うことは多いです。
possibly, maybe, might be, I think, it would be, It's just my opinion・・・
それを混ぜながら自分の意見は言うということです。
④ 否定疑問文
否定疑問文とはAren't you ~? Don't you ~? のように否定形が先頭に来る疑問文です。
Isn't it cold today? (今日は寒くないですね?)
(A) He called someone with his phone. (called という音のひっかけ)
(B) No, it is 20 degrees Celsius now.
(C) It will be raining tomorrow, you should take an umbrella.
これ以外の選択肢のいち例としては I feel cold today. のような文章も正解になります。
意味を把握することが大切です。
今日は寒くないですね?という疑問文に対する回答は、
寒くない→No, it isn't cold today. 否定 (日本語の場合:はい、寒くないです)
寒い→Yes, it is cold today. 肯定 (日本語の場合:いいえ、寒いです)
という具合に日本語とは反対となります。
日本語は相手に同意するならYes、反対するならNoですが、
英語は文意が肯定ならYes、否定的ならNoになります。
英語の場合は否定疑問文は通常の疑問文と見なします。頭の中で変換します。
Isn't it cold today? → Is it cold today?
と理解します。
寒くない→No, it isn't cold today. 否定 (日本語の場合:はい、寒くないです)
寒い→Yes, it is cold today. 肯定 (日本語の場合:いいえ、寒いです)
ポイント
英語の場合は、否定疑問文は通常の疑問文とみなす。頭の中で変換する。
⑤ 付加疑問文
付加疑問文とは通常の文の最後に isn't it ? didn't you? などを付け加え、「~ですよね?」という確認の意味を付け加える文です。
TOEICでは必ず出題されます。
特に難しいことはなく通常の疑問文とみなします
肯定文につけるパターン
He is a president of the company, isn't he? 彼は社長ですよね?
を通常の疑問文として理解します。
→ Is he a president of the company? とほぼ同じになります。
解答の選択肢としては、
Yes, he is a president of the company.
No, he isn't a president of the company.
が正解となります。
否定文につけるパターン
He didn’t clean the room, did he? 彼はその部屋を掃除してませんよね?
→ Didn't he clean the room? 彼はその部屋を掃除しませんでしたか?
否定疑問文とほぼ意味が同じとなります。
つまり選択肢は「肯定的ならYes」「否定的ならNo」となります。
Yes, he did. 彼は掃除をしました。
No, he didn't. 彼は掃除をしていません。
⑥ 選択疑問文
選択疑問文とは、「Aですか、それともBですか?」のように2つ以上から選択してもらう疑問文です。
How are you getting to the city hall from the hotel by a bus or a taxi?
(A) The city hall is next to a park.
(B) The bus comes every 10 minutes.
(C) I will take a taxi tomorrow.
この例では"from the hotel" をいれて文を長くしてみました。また、冒頭に"Hi, Mike,"などを追加してさらに文を長くして受験者を迷わそうとします。
TOEICでは補足的な情報や呼びかけを追加して問題文を長くしようとすることは多いですが、その点を予め知っておけば「聞かなくて良い場所」を体得できます。
「そらし」応答文によるひっかけ まとめ
すでに「そらし」のトリックについては述べてきましたが、ここで再掲します。
上記のパターンに全部当てはまればいいのですが、TOEICはそう甘くはありません。
きちんと聞けているか試されます。
ナレーションを聞いていて、「おかしいなぁ、正解は有るのかなぁ?」と迷って時間をなくして次の問題文を聞き逃す時もありました。
「そらし」をマスターすることで10点20点と点が上がりますよ。もちろんパート3以降でも役立ちます
Where is ~/ Do you know where ~ is 「はどこですか?」 に対して、
「知りません」「トムが知っています」といった「そらし」(他への誘導)のパターンも多く出題されます。
・"Sorry, I'm not sure." "I'm not sure." "Not sure."「わかりません」
・May be on the 3rd floor.「3階かもしれませんね」
・You should ask him. 「彼に聞いたほうがいいですよ」
上記はそらしのパターンです。これらもパターンは限られています。
Yes/Noではっきりと返答するのではなく、
ポイント
・「自分は知らない」とそらす
・「○○さんが知っているよ(○○さんに聞いてください)」とそらす
・「○○(人、場所等)ではないか?」とそらす
・「多分~じゃないの?」とそらす
・「~したほうがいい」とそらす
というパターンです。
ただし、選択肢にはYes/Noではっきりとした解答やそらす解答が混ざるので、適切なものを見抜かなければなりません。
文脈が整っているかも見ます。
このようなトンチンカンな選択肢は即座に除外できます。
Whereで始まる疑問文意外への回答は、
Might be tomorrow.「多分明日です」
I think Mike.「マイクだと思います。」
などなど、たくさんあります。
ポイント
文脈が通る選択肢を選ぶことが必須
この迷いが誤答を選んでしまい、得点が上がらない原因でした。
TOEIC特有のトリックが有るということを認識しておくことが高得点につながります。
発音のひっかけパターン
TOEIC Part2では5W1Hがたくさん出題されますが、発音にも注意しましょう。
発音が聞き取りにくい例
Where と when ウェア と ウェン
だいぶ違う発音になると思いがちですが、ナレーターによっては
Where(ウェア、ウェァ)だったり、ァという弱い発音だったりするので、
When(ウェン、ウェ、ウェナ)と間違う場合があります。
リエゾンといいますが、次に来る"I"とくっついて、When I ウェナィ になるときもあります。
聞き漏らした場合は、その次の語群で判断します。
このように似た発音の単語を選択肢の文に使うことによって間違いを誘います。
例: Mike と mic / microphone 、 stand と standard
など似た音のもの、似た音を含むものを選択肢に散りばめることによりミスを誘うパターンです。
似た音が出たら不正解
先も述べましたが質問文にある単語と似た発音の単語を選択肢に含めるパターンでミスを誘います。
よく出るのは crowd, cloud や rate lateなど、発音が似た単語を問題文と応答文に入るパターンです。
日本人はRとLの発音の違い、BとVの発音の違いを聞き分けるのが不得意なので試されます。
これをマスターすると数問分得点がアップします。
普段の学習では問題を聞いて終わりで正解、不正解だけ気にするのではなく、必ず文章、単語と意味、発音を照らし合わせましょう。
発音のひっかけ 省略形を聞き間違える①
Whereと We're ( we are )
There とThey're ( They are)
これは、全文を聞き分ける能力がつけばわかるようになります。
他にもよく出題されますので把握しておいてください。
テスト中に「何?これ」とならないように予めマスターしておきましょう。
Who's
He's = He is と He hasの場合があります
I'd = I would
It's = It is と It hasの場合があります
etc
質問文と選択肢に似た単語が出たら不正解
問題を解く際に、一発で正解の選択肢が判れば言うことはないのですが、選択肢が残り2つまで絞れたけれど、どれが正解か迷う状況は意外とあります。
その場合、勘だけで選ぶよりも「質問文と似ている選択肢を不正解にする」方が正答率が上がります。
似ているということは、文法や表現による小細工ではなく発音の似た単語が使われているという可能性が高いからです。
一方で、似ていない表現の方は、言い換えられているだけで同じことを言っていることが多いのです。
迷った場合にはこのテクニックを使ってみてください。
明らかに違うものはナレーションを途中で聞き捨て次の選択肢文に集中しよう。
選択肢の除外の仕方
そらしの選択肢
質問に対する解答がストレートではない
それが、ある時テスト中にわかったのです。Yes/Noではっきりとした応答ではなく、You should ask her.とか「そらし」「中途半端な他人への誘導(ask her、I'm not sureなど)」があることをテスト知ったのです。"I'm not sure?" 私は知らないっておかしいなぁ。正解なはずはないよな?などと思っていたのです。
TOEICというちゃんとしたテストで中途半端な応答文など出るはずはないし、おかしいなぁと思いながらずっとテストを受けていました。しかも復習や反省をするはずもなく。
その頃はPart7は20問ほど残して適当にマークをすることを繰り返していました。
私としてはそういう愚かな経験をたくさんして時間とお金を浪費してきたこともあり、皆さんには効率的に得点を上げ、将来のキャリアアップや日本のために役立ててほしいと思ってこのページを書いているわけです。
パート2は中学生の英語レベルか?
実際のPart2で出る問題をピックアップしてみましょう。
リスニング力を上げる
Part1に比べてPart2では必要なリスニング力が少し上がっています。
これからPart3, Part4にも通用するリスニング力をつけることが効率がよく大切です。
なので、リスニングの練習の方法を正しいものにすることが必要です。
シャドーイングが良いという意見も多いですが、
①問題文、選択肢などを見ながら声に出して読む
②もちろん同時にどの単語がどの発音になっているかを逐一把握しながら
が大切です。ただシャドーイングをやってもTOEICの得点は上がりません。
この①、②をきっちり念頭に置いて練習しましょう。
訓練ではin, of など前置詞や 冠詞an, a, the、過去形edなど までもきっちり聞けるようにしましょう。
それができるとTOEIC本番では必要な語句が聞けて、優先度の低い語句は流せたりするようになります。
1.3倍とか、1.5倍で聞く練習もすると、1倍ってものすごく遅く感じます。
うまい具合に自分の脳をだまして自信をつけましょう。
実際の解答手順 冒頭から
ここまででTOEIC Part2の解き方が大体わかったと思います。
効率的に
本番では次の手順で解答していきます。
①ディレクション27秒間(パート2開始の時の説明)
Now let's begin with Question No.7.とナレーションがあってすぐに設問7が始まる
→ここまでは聞く必要がないので聞かない。無駄な力を使わないで集中力を高める。
②設問7のナレーションを聞く
③選択肢Aを聞く。正解ならばマークシートに塗る。次を聞く。
④選択肢Bを聞く。正解ならばマークシートに塗る。次を聞く。
⑤選択肢Cを聞く。正解ならばマークシートに塗る。次を聞く。
得点が高い人でも聞き漏らしたり迷う場合があります。集中力を切らさないで念の為に選択肢は全て聞いておきます。
上記で出たテクニックを駆使して解きます。
迷ってわからなくなった場合は消去法で、それでも迷ったらどちらか運に任せて選びマークします。
ここで迷って引きずってしまうと次の問題が始まり、冒頭の語句を聞き漏らすことになり点を失います。
冒頭がWhenなのかWhereなのか等、聞き漏らすと選択肢を選べなくなってしまうことになります。
その辺もTOEICはうまい具合に選択肢を作成するので選択に迷い、2問連続で不正解という悪循環に陥ります。高得点を狙う人はあっさり捨てて2問連続不正解は避けなければなりません。
まとめ
パート2はパターンで高得点をねらいます。
TOEIC独特のトリックに引っ掛けられないために上記で学習した技術を体得することにより得点が上がっていきます。そして、モチベーションが上がることにより相乗効果が期待できます。同時に単語力や文法力も上がっていくことでしょう。
また、本番で慌てないように普段から同じ問題を繰り返し練習しましょう。
必ずトランスクリプト(文字)と音声を照らし合わせて学習します。
反乱する情報に右往左往されないで学習を続けてください。
Youtubeやネットの記事などたくさん氾濫していますが、基本に立ち返りましょう。
そして、Part3,4にも有効なリスニング力を付ける効率の良い練習をすることが必要です。